ロールシャッハ徹底解剖!

この街は俺を恐れている。素顔を覗いた俺を。たとえ世界が滅んでも・・・絶対に妥協はしない。

パラノイア?最近じゃみんな俺のことをそう呼んでるらしいな

かつての仲間、コメディアンの暗殺事件を不審に思い、その背後を探りはじめるストーリーの主人公と言っても過言ではない"顔のない男"、ロールシャッハ(演じるのは『リトル・チルドレン』のジャック・アール・ヘイリー)。

格好は薄汚いトレンチコートにフェドーラ帽。白と黒の模様が常に変化するマスクをかぶっており、そのマスクは異臭を放つ。
極右雑誌を愛読し、トルーマン大統領とその行いを賞賛するファシストという過激な一面をもつ。
また、殺人容疑が多数かかっている。

俊敏に動くことができ、改造されたグラップリングガンを使うが、特筆すべきは捜査方法だ。鍵を壊し不法侵入など当たり前、悪党は冷蔵庫に突っ込んでしまう。
そして極めつけは尋問時に相手の指を折る!とにかく折りまくる!このスタイルはもはやロールシャッハの代名詞となっている。

政府のキーン条例によって自警行為を禁じられながらも一人で活動を続けている孤高のアウトローヒーローだ。

【超危険人物扱いされている証拠の動画】

ロールシャッハになるまで

ウォッチメン

幼年期〜少年期(ウォルター・J・コバックス)

ウォルター・J・コバックスは売春婦であるシルビア・コバックスの子供として生まれる(父親は不明)。
幼年期はシルビアから虐待を受けて育つ。
また10歳の頃、路上で年上の少年に母親が売春婦である事をからかわれた為2人を暴行、1人を失明させている。

その後施設に引き取られるが、特に問題はなく社会に出られるだけの知性と安定度を備えていると判断され出所する。
コバックスの出所寸前に母親(全く連絡が取れずさらに深く売春に浸る)がヒモの男に路地裏で殺害されるが、その知らせについてのコメントは、ただ「良かった」だった。(via ニューヨーク州立精神病院 西病棟 幼年期 要約より)

ウォッチメン

キティ・ジェノヴィーズ事件〜新しい顔

施設を離れた後に、16歳で服飾工場で下働きになり70年代中頃まで勤務。
仕事が終わった後、夜間に"ロールシャッハ"と名乗って活動していた。

ロールシャッハのマスクは、服飾工場で働いている時に若い女性、キティ・ジェノヴィーズから発注された「白と黒が動いて形を変えていくが決して灰色に混じらない」ドレスを元に作成された。
その後キティ・ジェノヴィーズは惨殺されるが、事件発生時に周囲に40人近くいた人間が誰も何もしなかった事に人間の本性を見たコバックスは"新しい顔"を作ったという。が、これがロールシャッハになるきっかけではない。

ウォッチメン

頭が真っ二つに割れた犬〜ロールシャッハになる

当初はロールシャッハのフリをしてるコバックスであり、犯罪者を生かしておくスタイルで自身は"甘かった"と振り返る。が、ある日、6歳の少女の誘拐事件が起きる。この事件がコバックスの目を開かせ"ロールシャッハ"に変わった。

このシーンは映画を観て確認してもらいたい。

ロールシャッハ名言集

ウォッチメン

「自分の罪でがんじがらめになった売春婦と政治屋どもは終いには天に向かって叫ぶだろう。"助けてくれ!"とな・・・そしたら俺はこう答えてやる。"いやだね"」

「解けない謎などない。そう、必ず希望はある 命のある限り、必ず」

「俺がお前らと一緒にブチ込まれたんじゃない。お前らが俺と一緒に繋がれているんだ」

「この最低の世界を創ったのは、形而上学的な超越力じゃない。子供達を虐殺するのは神ではないし、その死体を犬に喰わせたのも運命なんかじゃない。俺たち人間だ。人間の仕業だ。」

「外に出てチンピラの小指を折れば、情報は手に入る。コンピュータは必要ない。俺に必要なのは・・・この顔だけだ」

「俺自身には、悔いはない。妥協を許さず、いい人生を送った・・・喜んで暗黒に足を踏み入れるとしよう」

「たとえ世界が滅んでも・・・絶対に妥協はしない」