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- これがジョニーイングリッシュ

恐ろしいまでに無能なスパイ、ジョニー・イングリッシュのトンデモ諜報活動がパワーアップ!! 得意の人違いミスに油断がクライシスを招く“天災”スパイの“人災”トラブルに笑うしかねえ!!
前作でジョニー・イングリッシュはワイヒーな日本語で女性を惑わせ、回転寿司にネクタイを挟まれた挙句、筋弛緩剤を自分に投与するなど大ボケ諜報活動で全世界を沸かしたが、その“天災”的な腕は続編の『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』でもニブってはいなかった!
内輪のMTGレベルでさえ失態を犯すイングリッシュの、窓の外にうっかり猫を落とす、バランスボールに座る基本的ドジは今作でも健在で、大事な会議では上下するイスを止められず、英国首相の顔を覚えていないことまで露呈するトンデモ仕事を完全遂行! その上任務中も自分の偽名や接触対象者の名前を覚えられず、明らかに女装をしたCAを見抜けないばかりか、敵陣で発煙筒を発射してしまい、難なく見つかってしまうという恐ろしいまでに無能な能力を発揮するのだ。しかも上司の母親を殺し屋と間違えて殺しそうになるお得意の人違いミスは拍車がかかっていて、前作の筋弛緩剤自己投与に近いうっかりネタもパワーアップ! 基本的に余裕をブチかまして失敗するパターンが多く、爪の甘さが事態をより悪化させる人災トラブルが後を絶えないぞ。

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ボンドも悶絶したキンテキ攻撃!! それに気がついたか、鍛練したイングリッシュに分がアリ!?
9年越しの復職でファンの期待に応えるように登場したイングリッシュは、チベットで謎のマスターの下で修業中だが、ムスコを石で引っ張って鍛える(?)というおバカなキンテキ強化訓練に顔をしかめていた・・・
実はコレ、どうにも評価し得ないバカ訓練だが、実は本家ボンドもシリーズ第21作『007/カジノ・ロワイヤル』(06)でキンテキ拷問を喰らっていて、さすがのスパイも苦悶の表情の果てに笑うしかない状況に。それを参考にしたか、今作のイングリッシュはキンテキ訓練からスタート! フザけているようでフザけているが、実は最後の最後で効いてくる伏線! この勝負、ムスコが強固になったイングリッシュに分がアリと言わざるを得ないのだ。

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秘密兵器ガジェット開発課が登場!! 役に立たなそうなモノばかりだが、開発環境は悪くない!!
本家ボンドでは秘密兵器を開発する“Q課”なる部署が諜報活動を支えるガジェットを発明しているが、イングリッシュ所属のMI7ではスパイグッズ課が同様の役割を担っている。そのチーフが“Q”ならぬパッチで、ガジェット開発中に手足を吹き飛ばされて車椅子の身に。実はソレが100キロ以上で走る改造車椅子で、小型銃まで装備されイングリッシュもピンチを切る抜けることになる。
それ以外のガジェットはデジカメ・ダート銃や変声キャンディーなど、命を預けるためにはややパワー不足のアイテムが少なくないものの、部署の敷地が超広大だ! さすが“東芝”の傘下に収まっている設定のMI7だけに、技術者が大勢いる開発環境が整備されているのだ。

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ギャグレベルと女性に目がない性格は五分五分!! 双方子どもっぽいが、イングリッシュは・・・
イイ女を前にした時や一仕事する前、キメた後などイングリッシュは軽いジョークを言うが、実はコレ、本家ボンドも頻繁に行っているパフォーマンス。正直、ギャグのレベルは大差ないと思われるが、イングリッシュは言い間違いをよくするので、そもそもギャグとして成立していないという厳しい意見もあるとかないとか!?
ちなみに開発中の秘密兵器を勝手にいじって怒られる子どもじみた性格も本家と同様な上に、やすやすとハニートラップに引っかかってしまう情けない面が実はボンドにもあるので、ハッキリ言ってどっちもどっち。ただ、モテるボンドと違い、女性にチラチラ色目を使うも、まるで相手にされていないイングリッシュは共感票が集まる。

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イングリッシュ版の“ボンド”カーは、ロールス・ロイス・ファントム!! が、最高級車ゆえに・・・!?
ジェームズ・ボンドの諜報活動を支える“相棒”が、特殊装備をフル搭載した“ボンド”カー。シリーズ第3作『007/ゴールドフィンガー』(64)に初登場以来、マシンガンやロケットランチャーなど装甲車級の重装備で悪漢どもを蹴散らす大人気ガジェットだ。
これに対抗するイングリッシュ版“ボンド”カーは、ナント!最高級車ロールス・ロイス・ファントム!持ち主の声に反応するシステムはシリーズ第18作『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』(97)のBMW750iLに匹敵する機能だが、ゴルフボールが丁寧に完備されているなど実践的ではない模様だ。そもそも超高級車ゆえの理由か本家ほど暴れないので、クルマ関係の勝負はボンド側の圧勝と言ってよい。

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ボンドを何度も苦しめた個性的なサブキャラ!! イングリッシュを追う老婆の刺客もスゴイ!!
ボンド映画といえば悪漢に従順に仕える個性的なサブキャラたちも毎度のお楽しみで、小柄な殺し屋ニック・ナック(シリーズ第9作『007/黄金銃を持つ男』(74))、あまりの大人気に二度も出演を果たした巨人ジョーズ(シリーズ第10作『007/私を愛したスパイ』(77)、シリーズ第11作『007/ムーンレイカー(79))がボンドを何度も苦しめた。
その対抗馬として登場するサブキャラが、老婆の殺し屋! 掃除婦をはじめ何にでも変装して執拗にイングリッシュを追い、失敗しても何度でも現れる粘着質なヤツだ。本家ボンド映画の初期に登場した従順なる手下に似ていて、その冷酷な性格と手口だけを鑑みれば、パロディーの枠を超えた怪演として評価をしたい。

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ケーブルカー上の大死闘は本家レベルの大迫力!! がっ、アホアホな幕切れはいただけないぜ!!
クライマックス、イングリッシュは逃げる悪漢とケーブルカーの上(というよりも中)で死闘を繰り広げるが、これは当然シリーズ第11作『007/ムーンレイカー』(79)のパロディー。にもかかわらず格闘シーンは意外にも本格的で、密室での殺し合いという意味ではシリーズ第2作『007/ロシアより愛をこめて』(63)の列車内バトルに匹敵する大迫力だ!
ただ、それで終わらないセンスがイングリッシュで、前述のように油断した上にアホアホな幕切れを迎えてしまうのだ。本家ボンドに比肩し得る格闘を演じた上に、イングリッシュはミスを挽回するものの、最大の見せ場でマヌケな失態を演じたため、大幅に減点! 惜しいが、本家に分がアリの珍展開だ。

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エンドロールにイングリッシュにまつわる“秘密”が!? 前作と一気ミすれば、効果テキメンだ!!
基本的に本家のボンド映画は一般的な映画同様にエンドロールに無関心で、エンディング・テーマを流して終わってしまうパターンが定番だ。
ところが、『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』は、このエンドロールに意外な仕掛けを用意して待ち構えている。それは定石のNG集や登場人物たちの爽やかな後日談などではなく、イングリッシュ本人にまつわる“秘密”で、もっと言えば、MI7の行動心理学者ケイト・サマーとのシーンに関係する“秘め事”だ!
イングリッシュの基本的なキャラクター設定を考えれば、この仕掛けは意外の極みで、ヤツに対するイメージが変わってしまうほど! 前作と合わせて一気ミすれば、その意外性の効果はバツグンだ。









