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映画を愛する者にとって一年で一番アツい時期が、世界最大の映画の祭典「アカデミー賞(R)」が開催される季節! そこで「@nifty映画」では、第23800回を数える「勝手に選出!第23800回!俺達のアカデミー賞(R)2012!!」を今年も(?)盛大に開催! ニフデミー会員は、このページを訪れているすべての映画ファン、そして「@nifty映画」ファンだ。本家同様、ノミネート作品数が10作品に増えた作品賞部門は、賞レースの結果が予想しにくくなって久しいが、まずは本家会員にダントツの人気を誇っている鉄板の伝記モノに着目! ブラッド・ピットがメジャーリーグの貧乏球団アスレチックスを常勝軍団に作り変えた男ビリー・ビーンを演じた『マネーボール』、ドニー・イェンが主演したブルース・リー唯一の師匠=イップ・マンの半生を描く香港映画『イップ・マン 葉問』の2作品がエントリーされているが、いわゆる普通の伝記ドラマではなく、主人公たちの姿を通じて今を生きる人々の価値観を問う意欲作であることも補足したい。そして、“これぞアメリカ映画!”と叫びたくなる痛快&豪快作、『ワイルド・スピード MEGA MAX』、『ザ・タウン』、『ジャッカス3D』も拮抗する実力の大接戦で、日本でも高い評価を得た『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』、『マイティ・ソー』などアメコミ映画部門の躍進も目覚ましい。一方、リメイク文化が衰えない中、新たな視点でシリーズ本流へのジョイントが試みられた渾身作『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のクオリティーは、本家でもエントリーに値する衝撃度! また、本家では外国映画部門になるハズを、『アジョシ』も同列にエントリー可能なシステムはニフデミー賞ならではの現象だ。リアル『ザ・タウン』、ザ・東東京の年一メインイベント、「したまちコメディ映画祭in台東」枠の『宇宙人ポール』も見逃せない秀逸作だ。

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映画史に残る作品を残しながらも、本家に評価されにくい監督たちに白羽の矢を立ててしまう愛も「勝手に選出!第23800回!俺達のアカデミー賞(R)2012!!」の特徴で、その筆頭格が“爆破大帝”のマイケル・ベイ! 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』では「批評家たちが騒ぐから、ストーリーを重視した(笑)」と「@nifty映画」の取材に答えていたベイだが、完成した映画は毎度おなじみのベイ節スパーク! 後ろ指を指されようとも、ブレずに信念を曲げない男気に共感票が集まりそうだ。男気つながりで言えば、ジェームズ・キャメロンを呆れさせたアレクサンドル・アジャ(『ピラニア3D』)、金が惜しくてオヤジ(デヴィッド・ボウイ)に自腹で映画館に行かせたと「@nifty映画」の取材に答えたダンカン・ジョーンズ(『ミッション:8ミニッツ』)もベイを引きずり落とす気迫で、『キック・アス』など大傑作を放ち続けるマシュー・ボーン(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』)、自分以外の監督は国外へ行ってほしいと「@nifty映画」の取材に答えたリュ・スンワン(『生き残るための3つの取引』)も要注意だ。

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本家会員のハートを射止めがちな女性キャラクターは、時代の流れによって変わり続けるものとしても、現実世界にはいそうにない強烈な性格、強靭な意志を宿したパワフルな女性キャラクターに賞賛票が集まることが少なくない主演女優賞部門。本家でも圧倒的な支持を得た『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンが典型例で、道を極める過程でダークサイドに堕ちていくプロフェッショナルの女性の姿は、たとえ悪といえども神々しい魅力に満ちている。また、清楚な風貌を持ちながら、想像を絶する行動に出ていくヒロイン像も熱狂の的で、シアーシャ・ローナン(『ハンナ』)、クロエ・グレース・モレッツ(『モールス』)などの若手女優たちの決死の熱演にも高い期待が寄せられている。一方、それほど年齢は若くはないものの、異常な生命力をみなぎらせながら絶体絶命レベルの危機に立ち向かっていく『ビー・デビル』のソ・ヨンヒ、『ピラニア3D』のエリザベス・シューの勇姿にサバイブしにくい現代を生きる女性たちの視線が向いていることも確実視されていて、多種多様なキャラクターの宝庫たる主演女優賞部門に注目だ。

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公開作のレベルで考えれば、新旧ハリウッド・スターがシノギを削るだろうと予測されていた主演男優賞部門。フタを開ければ50歳間際のベテラン大物スターが大健闘したほか、アジア映画勢に属す実力派の猛校が驚異的で、聞けば納得の5人の猛者がエントリー。一時期低迷が叫ばれていたものの、シリーズ第4弾にして華麗なる大復活を遂げたトム・クルーズ(『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』)は、地球一高い超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”からダイブするなど、観客に俳優としての誠意をアピールした行為が好評価! 対して、圧倒的にストイック&タフな真のアクションを披露したドニー・イェン(『イップ・マン 葉問』)、ナイフが言葉だったと「@nifty映画」に語り倒したウォンビン(『アジョシ』)への票も無視できず、近年悪役が似合うニコラス・ツェーが『密告・者』で病的なまでに美しい存在感放ち、アジア勢の逆襲も期待値が高い。しかし、作品賞受賞が本命視されている『マネーボール』ブラッド・ピットへの評価が多く、自身の価値観に迷い苦悩する男の姿に同世代の票が集まることは必至か!?

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一般論に過ぎないが、近年の傾向として強い女性キャラクターにオスカー像がいくというトレンドが強まる中、御多分に洩れず助演女優賞でも男子がヒクつくほどの怪女が名を連ねる事態に。神に恋する科学に強い女性演じたナタリー・ポートマン(『マイティ・ソー』)は『ブラック・スワン』でオスカー像を射止めているものの、『砂時計』の夏帆と似たようなカット(方向は反対)で胸元を揺らす熱演で同部門での行方も見逃せない。同じく『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』でダイアン・クルーガーよりも巨乳で暴れたヘレン・ミレン(『RED/レッド』)が老練な底力を発揮するほか、チープなコスプレがいやらしいエレン・ペイジ(『スーパー!』)、清楚な顔してエロエロなジェニファー・アニストン(『モンスター上司』)など、日常的には清楚だが、冒険心がメラメラと燃えたぎっている女優陣が刃を交える。また、出演者女優全般(『ピラニア3D』)という史上稀に見る「欽ちゃんの仮装大賞」的な大所帯エントリーも。強いだけでなく、エロスがチラチラしているケースが栄冠を手にしやすい傾向が顕著な部門が助演女優賞だ。

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日本に限っての話で、『ロシアン・ルーレット』(10)、『マシンガン・プリーチャー』(11)などの劇場公開時にはアカデミー賞確実とまで言われていた(という噂の)マイケル・シャノンの名前が見当たらなかった事態は、シャノン応援隊には残念な結果となったが、裏を返せば超激戦区となっている部門が助演男優賞だ。ベン・アフレックやトム・クルーズたち大物相手に一歩も引かず、ダウンタウンで育ったようなガサツなゴロツキ風貌で男たちを魅了したジェレミー・レナー(『ザ・タウン』)が大本命視されているが、同時期に公開された注目作、注目俳優が徒党を組みながら追撃! 映画史上最低最悪の殺人者を怪演したチェ・ミンシク(『悪魔を見た』)、生命力に満ちあふれたエネルギッシュな悪を体現したでんでん(『冷たい熱帯魚』)、神仏をも愚弄する悪行の限りで純粋なる悪を表現したニコラス・ツェー(『新少林寺/SHAOLIN』)の三傑ヴィランがスクリーンを荒らしまくり、追随をかける。一方、コメディー部門でもケン・チョン(『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』)が期待通りの健闘で、悪が花咲く部門に。