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『スター・ウォーズ』ヲタのルーカスへの怒りドキュメンタリー!『ピープルvsジョージ・ルーカス』

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映画監督の中で最も神格化され、世界各国でカルト的人気を誇り、文化の一部になっているといっても過言ではない映画『スター・ウォーズ』を作り上げた男・ジョージ・ルーカス。その反面、熱狂的ファンが存在することから、その動向が誰よりも注目され、絶賛と同時に誹謗中傷を多く受けてきた監督でもある。ドキュメンタリー映画『ピープルvsジョージ・ルーカス』は、愛憎半ばする熱狂的『SW』ファンの声を集めたファンによるファンのための手厳しいルーカス監督への痛烈なラブレターだ。

熱烈なファンでコレクターでもあるアレクサンドレ・オー・フィリップ監督は、本作でファンならば誰もが持つ不満を、改めて取り上げる。「なぜオリジナル版のDVDが発売されないのか?」「オリジナルの三部作で終わりにしておくべきではなかったのか?」「あの、映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』は酷い映画だったか?」。それら質問に答えるのは『SW』製作者のゲイリー・カーツ、ダース・ベイダー役のデイヴ・プラウズ、ルーカス監督の自伝著者のデール・ポロックら著名人に加え、ネット世界で『SW』に対する怒りと愛を表明している世界各国のオタク連中だ。

この『SW』に全青春を捧げたオタクたちの熱い思いは生半可ではない。『SW』初期3部作を新たにCG処理し直した「特別編」のみのDVD発売に全力でブチ切れ、ストーリー中の細かい設定改変には批判的内容のクレイアニメなどの映像作品を制作してネット上に公開、ルーカス監督をこき下ろす。ファンにとって切実な問題である新三部作の是非では、ほぼ全員が否定派。部屋いっぱいに飾ってあるフィギュアをグチャグチャにして怒りを表明したり、俺流編集版をネットで勝手に配信する者、青春時代をレイプされたと『SW』に恨みつらみを語る者も。ついにはヒートアップし過ぎて、ファン仲間と口喧嘩をし始める始末だ。

ドキュメンタリーの大半は、現在のジョージ・ルーカス監督の姿勢に対する疑問と怒りで埋め尽くされているが、ルーカス監督が現在の心境になった理由も、これまでのフィルモグラフィーを遡って明らかにされていく。そこから見えてくるのは、巨大組織に反旗を翻していたルーカス監督が『SW』の成功によって巨大組織側になってしまったねじれ現象だ。果たしてルーカス監督はファンを裏切ったのだろうか?そして『SW』とは一体誰のものなのか?ファンならば必見だろうし、世界中のオタクを惹き付ける『SW』という宗教の魔力に改めて驚かされこと確実。

映画『ピープルvsジョージ・ルーカス』は3月よりシネクイントほかにて全国順次公開

HotTrash.com:2012年01月10日11時12分]

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