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『ももへの手紙』 優香、「幸せな気持ちになれました」

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“ももへ”と書かれた手紙を遺して父親に先立たれた少女が、豊かな自然と優しい人々が生きる瀬戸内の小島で、彼女を見守る妖怪たちと不思議な日々を過ごす『ももへの手紙』。主人公のももを女手一つで育てる母いく子を演じた優香が、母親役を経て母の心情を深く理解したことを明かすとともに、普遍的な親子ドラマに誰もが感動すると太鼓判を押した。

『人狼 JIN-ROH』(99)の沖浦啓之監督が7年の歳月を費やした渾身作で、父の死後、母と瀬戸内の島に移住したももが、不思議な妖怪”見守り組”のイワ、カワ、マメと出会い、やがて起こる奇跡を描く感動作。テーマはズバリ、今こそ見つめ直したい家族の愛だ。「誰もが想う気持ちが流れている作品だと思いました」という感想を抱いた優香は、「ももの気持ちだけでなく、お父さんとお母さんの気持ちも伝わってきます」と細やかに描かれる登場人物の心情に触れ、「家族への想いは、思い切って伝えないとわからないこともありますよね。実は家族って身近な分、距離感が一番難しい存在。実生活で感じていることなので、どの家族にも当てはまるだろうなあと思いましたね」と家族観について再考をしたそうだ。

優香演じる母いく子は明るく美人で、周囲に心配をかけまいと元気に振る舞っている気丈な女性。その優しい声質は本当の母のようだが、「母性ですか? それが生まれたかどうかはわからないです(笑)。でも、理想のお母さん像だと思いましたね。映画を観ていて、母親の心情に気がつく瞬間がありました」と母親という役柄に挑み、その心情に寄り添えたことを明かす。「いく子さんがぜんそくの発作を起こすシーンで、ももは助けようとします。お父さんのことでお母さんをひどく思っていたももが真実を知りますが、ももの立場でも母親のいく子としても泣ける瞬間でした。母性に関係なく理解できる心情だと思うので、男の人もハッと感動すると思います」と普遍的な親子のドラマに何度も涙したという。
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また、母いく子として娘ももの姿を見つめるうちに、次第にももの視点になった瞬間もあったという。「自分がももの頃を思い出すこともありました。もものように成長した瞬間の自覚はないですが、何かが変わったことはあったはず。だからこそ、今こうしてお母さんの気持ちが理解できるようになっていると思います。振り返ることができて、幸せな気持ちになれました」。今一度家族への想いを見つめ直した上で、それを届けたくなる一作だ。

映画『ももへの手紙』は、全国公開中

HotTrash.com:2012年04月25日13時39分]

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