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インタビュー

銀幕版『スシ王子!〜ニューヨークへ行く〜』 伊原剛志インタビュー

銀幕版『スシ王子!〜ニューヨークへ行く〜』 伊原剛志インタビュー
INTERVIEW
『銀幕版 スシ王子!〜ニューヨークへ行く〜』
伊原剛志
「お前なんか、握ってやる!」のキメ台詞でおなじみ、昨年の深夜に放送されたドラマ『スシ王子!』。その劇場版が、今月19日から公開される。主人公は“米寿司”。知らない人が読んだら、何のスシ?…と思うかもしれないが、「まいず・つかさ」と読む。堂本光一演じるスシ職人・司が、寿司の極意を求め、海の外へ飛び出す。魚の目を見ると、髪の毛が逆立ってしまう“魚の目(ウオノメ)症候群”と闘いながら…という一大スペクタクル・寿司エンターテイメントなこの映画で、NYの寿司屋の常連さんとして登場するのが、伊原剛志さん演じるハルキ。関西弁を話す、軽〜い男に見えるハルキだが、物語が進むに連れ、次第にその本性が…いったいナニモノ?! そんなハルキを演じる伊原剛志さんにお話をお伺いしました。
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こんなヤツ、知り合いにいるんです

こんなヤツ、知り合いにいるんです
(C)2008「スシ王子!銀幕版」製作委員会
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―伊原さんはお寿司がお好きだそうですね。
「和食が好きなので、スシ、好きですよ。僕は食べるだけで、全然作れないですけれど…」
―主人公の司のように、伊原さんも20代の頃にNYにいらしたとか…(笑)。
「まったくそのきもちは、この映画の中に入ってませんけれどね(笑)。まあ軽〜い映画なので、役で遊ばせてもらったって感じです」
―ハルキは、どんなイメージで?
「昔、知っていたヤツにすごく似てるんです。関西人で、芸術家で、胡散臭い(笑)。台本読んでから、ある時ひらめいたんですね。「関西人で、こんなヤツが知り合いにいて、それでやりたいんですけど」って堤監督に相談したら、「じゃあ面白いからそれでやりましょう」ってことになりました。「じゃあ、衣装はこんな感じで」って全部指定してやったんです」
―堤幸彦監督とは初めてのお仕事ですよね?
「そうです。現場をすごく大切にされる監督で、スタッフもそうでしたから、楽しかったですよ。監督は、一番アンテナを張っていて、キャッチしてくれるんです。「こんな風に言ってみてください」とか、そういうアイディアを下さることも多いし。反対に、僕から「こういう風にしましょうか」って言うこともあって、監督、スタッフと遊んだ…“真剣に大人が遊んだ感”が、画面の中にいい形で出ていると思いますね」

役者生活25年

役者生活25年

―伊原さんは、ロバート・デ・ニーロがお好きだそうですね。
「いまでも好きですね。仕事のやり方が好きなんです。たまたま去年、お会いする機会があったんですよ」
―どの作品のデ・ニーロがお好きなんですか?
「やっぱり、『ゴッドファーザー・パート2』ですね」
―舞台も含め、いろいろな役をやっていらっしゃいますが、今後、こういう役をやりたいというご希望は、あります?
「いっぱい、ありますよ。やったことのない役をやりたいです。今やっている仕事から、次の仕事を選ぶときは、前の仕事からかけ離れたものの方がやりたくなりますね。そして、その時やりたくないものは、やらない。役者を始めた頃は、いろいろな役をやりたいと思っていました。いろいろな人生を生きたいと」
―転機になった作品はありますか?
「一個一個がそうだと思います。いま振り返ると、全部、その時に必要な作品と出会っているんです。最近でいうと、もちろん『硫黄島からの手紙』もそうだし、そのあとにやった作品もそう。『銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜』も全然テイストは違うけれど、そうなんだと思いますよ」
―最近だと『ヒートアイランド』にも出ていらっしゃいましたけれど、あの映画のハジけ方も、『銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜』とはまたちょっと違いますよね。
「ああ、そうですね。あれはあれでエネルギーがあるし…でも、僕、終わったこと、あんまり覚えてないですよ。覚えてないから、できるというか…」
―じゃあ、過去にやった役は、伊原さんにとってどんな存在なのでしょう?
「もちろん、その役への思いはあるんですが、作品が出来上がったら、あとは、お客さんが感じてお客さんが決めるものだと思うんです。お客さんがそう思えば、それがその人の正解。出来上がったら、あとはお客さんに生かされるものだと思っています」

全部が、趣味なんです

全部が、趣味なんです

―映画の製作も考えていらっしゃるそうですね。
「はい。機会があれば、やりたいですね。見終わった時に、すっきりキモチよくなる楽しい映画が作りたいです」
―伊原さんは事業家の顔もありますが。
「そうですね。そのことに限らず、私生活という意味では、すべてが役者に反映されていると思うんです。父親であることも、もちろんそうだし。だから、全部が趣味みたいなもんです。さっき別のインタビューで聞かれたんですよ。「伊原さん、趣味は何ですか」って(笑)。僕は、会社をやっていることも趣味です」
―すごいですね。その前に責任を感じてしまいそうだけれど…。
「責任はもちろんありますけど、慣れましたね」。
―責任があるうえで、楽しむ。役者さんを始めた頃はいかがでした?
「最初はできなかったですね。年齢を重ねていくうちに、自分の受け皿が広くなったんでしょうかね。僕、「いつでも、これからなんだ」って思っているんです。その思いは、いまも変わらないんです。「俺はいまからだ」って。この間、「伊原さんはいつ何でブレイクされたんですか?」って聞かれたんですけれど、「いや、これからです」って」。
―どこでどういう出会いがあるか、わからないですよね、役者さんて。
「うん。本当にそうですよね。『銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜』も、堤さんと出会ったことで、もう1回一緒にやってみたいなとも思いますし。まだ全然違うキャラクターや作品でご一緒できればいいなと思います。今はわりと、肩の力が抜けていられるんじゃないですかね。なるようにしかならない。最近、そう思うようになりました。年を重ねるっていうのは、そういうことなのかもしれませんね」

『銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜』。伊原さんは驚くべき変貌を遂げるので、お楽しみに。40代を迎えた伊原さん、不思議なピュアさが印象的でした。
(写真・取材・文:多賀谷浩子)

『銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜』
4月19日(土)、サロンパス ルーブル丸の内他全国<GW>ロードショー
監督:堤幸彦
出演:堂本光一、中丸雄一(KAT-TUN)、釈由美子、石原さとみ、太田莉菜、伊原剛志、北大路欣也

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